会長あいさつ


会長 齋藤 豊司

結の心でお互いがつながろう

 

「結」とは小さな集落単位で、できる範囲でお互いの力を出し合いながら協力し合う相互扶助の精神で成り立つ共同の生業(なりわい)作業といえます。

過去にはどこにでも見られた共同作業の仕組みが、現在では地域社会の衰退により集落の中でも消え去ろうとしています。

 

近代的な合理化という波に押しつぶされ、すでになくなっているところも多くなっています。

ボランティアの仕組みも現代の結といえるのではないでしょうか。

 

近年、結の復活がよく話題に上がるようになってきました。

お互いがもう一度地域の小さな単位から個人同士が結び直し、つながっていこうとの機運が盛り上がってきたのも、裏返せばそれぞれの危機意識からといえます。

 

ボランティアの隆盛が言われています。

実態は地域でのボランティア活動構成員の高齢化、年代の硬直化により厳しい現実に直面しています。

 

資金不足もあります。ボランティアにはお金がかかる、この現実を直視する人は少ないのが現実です。福祉系の資金が確保できる仕組みの団体に限られているのが酒田での現実でもあります。

 

酒田も同様です。行政、市民をつなぐものとしてボランティアの役割が見直されながら行政は重い腰をあげようともしません。

 

補助金行政の弊害も言われています。先細りの中でボランティアという言葉が一人歩きをしています。

 

「ぼらんてぃあをやっている。」という意識は市民の相当の層で認識されながら、行政の下請けで疲弊して本当の意味での創造的な仕組みが失われています。

 

だからなんなんだ、といわれるかもしれません。

無力感の中ででもボランティアの力と仕組みは酒田にますます必要だ、そう思いながら少しずつ前に進みたいと思います。

 

酒田の活力はボランティアの結の精神で再生の道を・・・・。

 

現実を嘆いていても誰も救ってはくれません。市民自らができることを一歩進むことでのみ酒田の未来は開けるのでは・・・。

 

さあ皆さんもその一翼に参加してみませんか。